エンジニアの松崎です。allegrogikenというIDでAtCoderをやっています。
2022/08/30 を節目に「AWS Certified Solutions Architect – Associate」の試験が SAA-C03 にアップデートされました。最速で新しい試験を受験してきましたので、今回はその結果をレポートします。
SAA-C03 について事前情報や学習方針については、以前に書いた記事をご参照ください。
AWS Certified Solutions Architect – Associate の新バージョン(SAA-C03) を受験します
TL;DR
- ギリギリで合格できました!
- SAA-C02 => SAA-C03 で大きな変化はなさそうな印象です!
- SAA-C02 に向けてしっかり勉強した人は気軽にチャレンジしても大丈夫だと思います!
結果
スコア 768 での合格した!
そこそこ解けたつもりでいたのですが、結構ギリギリでした・・
内容についての感想
難易度について
公式の試験ガイドを比べると「対象のサービスが増えている」ことは明らかですが、実際に SAA-C02 と比べて難しくなったのか?という話ですね。
私は SAA-C02 を受験した経験がないので「練習問題との比較」になってしまいますが、個人的にはあまり差を感じませんでした。問われる事柄の質については変わっていない、という印象を覚えました。100を超えるサービス全てを網羅するよりは、コアなサービスの仕様やプラクティスを学習したほうが良さそうな雰囲気を感じました。
出題の傾向(比率)については、公式の試験ガイドの通りだったと思います。
試験対象外のサービスについて
SAA-C03 の試験ガイドには、新たに「範囲外の AWS のサービスと機能」の節が登場しています。分かりやすい例を挙げると、CodeBuild など Code シリーズはごっそり対象外です。実際にこれらは登場しなさそうな雰囲気でした。
現時点で提供されている学習コンテンツの多くは SAA-C02 向けのなので、SAA-C03 で対象外とされているサービスが扱われていることがあります。試験対策としては、それらは無視して問題ないと言えます。これは嬉しいですね。
試験結果について
試験の合否は終わった直後にわかる、という噂を聞いていたのですが、今回の試験では結果が表示されませんでした。ただし、結果は当日中にメールで通知されました。
現時点でお勧めの学習コンテンツ
udemy: Part 1: AWS Certified Solutions Architect SAA C03 [Updated]
日本語に対応していませんが、分野ごとに多くの小テストやチートシート的なPDFが備わっています。苦手だったり、学習不足を感じる部分の強化に使いました。試験対策に関わらず有用なコンテンツだと思います。
udemy: 【2022年版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
完全に試験向けのコンテンツです。ひたすら問題を解きたい、という場合にはこれが便利でした。
うち5回分は高難度の問題セットで、実際の試験よりも若干上位にフォーカスされている印象です。私は AWS 認定試験自体が初めてだったので、演習問題に慣れるという目的で使いました。
書籍: AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版
変化が激しい認定資格において、書籍は少し相性が悪いと個人的に思っていますが・・ 網羅的なリファレンスとして1冊手元に持っておく分には悪くないと思います。Kindle 版を購入し、寝る前に軽く読み進める感じで使いました。
模擬試験: AWS Skill Builder 公式の模擬試験
現時点で唯一、明確に SAA-C03 に対応していると言える模擬試験です。
やってみるとわかりますが、半分以上は SAA-C02 の模擬試験と同じ問題です。以前は有料だったようですが、現時点で無料で受験できます。ありがたい。
まとめ
新しくなった AWS SAA (SAA-C03) ですが、大枠ではあまり変わっていないと思いました。基本的には SAA-C02 向けの学習がそのまま通じると思いますので、これまでの学習コンテンツを活用して事前学習するのは十分に有用のはずです。
「SAA-C02 なら自信があったのだけど・・」という方がいたら、気軽にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。現時点でピンポイントに SAA-C03 の学習ができるコンテンツというのは殆どありませんので・・
プロフィール
- D言語で競技プログラミングをやったりしています。お仕事では雑食です。devopsのdはD言語のDです。